![塑 料 主 意 [ P L A S T I C _ I D E A S ]](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgFwLAbr0uhkw0r41TQT-PA-A6atp_VBoA2VKDqVro0K5xoKGJ3hY_82jH4URAfFVFijsM84R4dpRpDkEGEFSI4aR8VcS_BKLLrufHszmc6_V9TJHfm7UBjPZhMnFygkEPeK7eET7xSQFr0/)
Various Artists – Music
"「これは本物でできているのですか。それともプラスティックですか？」と問いかける僕らにいまは、その答は明確に返ってはこない 。プラスティックで出来ていることが、決して偽物を意味しないのだ。"
-阿木譲 プラスティック・マニフェストより
RockMagazineへ送られてきたカセットテープの中から選出された13組のアーティストをまとめ、Vanity Recordsより1980年12月にリリースされた2LPのコンピレーション。
インディペンデントという言葉では説明仕切れないほどの意欲にあふれた作品が集結している。明確な輪郭を備えた音楽を浴びるように聞くようなものではなく。ある種シミュラクラのように作用した感覚が、想像力を掻き立てそれらを捉える。それと同時に理解しきれない苦しさみたいなものを抱いていた。
信仰、ロマンス、非人格化、プラスティック...メディテーションはたまたソフィスティケート。きっとどれも少しづつ違うのだろう。
これまでこれらのレコードに針を落とすたび読み取れない空虚なメッセージ(きっと何かあるであろうと)が突き抜け、妙に虚しくなる感覚があった。近年の再発やきょうRECORDのインタビューやサルベージにより長年読み取れなかったものが明らかになっている。
読むことは容易さの反面、聞くことの難しさを時間差の中で痛感したのだった。
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[Label] Vanity Records / vanity 0010-11